2017年02月24日

塩分制限なんて不要!恐ろしい私見。。。

減塩不要の暴論.jpg
きのこ類には、カリウムが多く、塩分(ナトリウム)排出の効果があります。



うーん。
健康に、ひいては、命に関わること。
私見を持つのは自由ですが、あまりネットには書かないで欲しいと思うことが時々あります。

「塩分制限不要」をとくとくと語っている記事を見つけてしまいました。

「塩分制限をしたからといって、血圧が下がったことを実感している人は、ほとんどいません」から始まったその「私見」。

個人的にどう思おうが、個人的にどうしようがかまわないとはおもいます。
ただ、その記事を書いた人が、どういう人で、どういう経歴で、どういう研究をしているのかは、そもそも、名前すら出ていません。
信憑性は、あまり信じるにたるものではないという印象です。

特に医学では、正解はとっても難しくてナイーブだと思います。
だから、完全に肯定するのも、完全に否定するのも難しいと思います。

減塩は意味がない。
多く摂取しても、排出されるから関係ない。
カリウムを摂取すれば、ナトリウム(減塩=減ナトリウム)が排出されるから、カリウムを多く摂取すれば問題ない。
と、色々と書かれています。

考え方は、正しいようにも思えます。

でも、自分が病気をしてみて思うことは、何事もバランスが大事なんだと思います。
「○○を摂りすぎたから、〇〇を多く摂ればいい」をしていると、バランス的に破錠することは、想像に難くないはずです。
わかりやすく言えば、「ラーメンで塩分摂りすぎたから、カリウムの多い果物を沢山食べよう!」。
確実に、カロリーの撮り過ぎです。頻発すれば、ブクブク太って成人病になりますね。

それはともかく。
私は、理屈で困ったときには、原点回帰します。
例えば、人間は、そもそも、森や野原で暮らす猿でした。
海は遠い、塩は遠いところで暮らしています。
それが、2000年前とか、2500年前とかに、文化的な生活が始まり、塩を獲得するようになりました。
文化的な生活が始まる前は、どうしていたか?
きっと、現代の猿と同じことをしていたと想像できます。
毛づくろいをして汗からの塩分を拾って食べる、野生の象がしているように土を食べて微量の塩を摂取する。
他には、獲得した動物の血液に含まれる塩分を摂取する。
そんな生活では、例えば現代人のような、大量摂取は難しいでしょう。
そう考えれば、大量の塩に対する耐性が、そもそも備わっていない。
代を重ねるごとに、塩に対する耐性はアップしているかもしれないけれど、20年サイクルとして、2000年で100世代。
100世代で、どれだけの塩に対する耐性がアップするか?ということです。
無限に大丈夫?それは、ちょっと考えづらい。。。

全く別な話。
イギリスの主食はパンです。
パンには、例えば、菓子パン1つにも、0.5gの塩分が含まれ、結構多いです。
そこで、イギリスでは、国内のパンメーカーに指示を出して、全てそれまでよりも減塩するようにしました。
消費者は、味の変化には気が付かない。。。
それだけではなく、なんと、社会保障費の削減に成功したそうです。
減塩パンの目的は、社会保障費を減らすこと。見事成功です(^_^)
そうです。
主食のパンを減塩することで、塩分の過剰摂取が減り、社会保障費が減ったんです。
これは何よりも、減塩の効果が数値化されて示されたのではないかと思うのです。
もっとも、いろいろな要因が絡んでいる可能性もあるとも思われるので、「絶対」ではないのかも知れません。

とにかく。
個人が勝手に思っていることと、多くの人が研究して導き出した結果とでは、やはり、後者を信じるほうが懸命だと思います。
自らの身体で人体実験してみたい方を止めたりはしないですが。。。

その記事を書いた人は、こうも書いています。
「塩分の少ないまずい食事」

料理をする私からすると、それはひどい思い込みです。
実際に減塩して、素材の味をよく味わうように食べるようになったら、
「この食材は、こんなに美味しかったんだ、今まで塩分で覆い隠すような調理をしていて損した」
と、思うようになりました。

正直、塩分は、塩辛いだけです。
旨い不味いの味覚は、旨味成分は、塩分ではなく、食材から出てきます。
塩分は味を締めますが、塩分が少なくて不味いと感じることの大半は、食材の味を上手く活かせていないからだと思います。
ま、少なくとも、そう思ったほうが、減塩は楽ですよ。

但し、減塩減塩といっても、1日4グラムくらいは、最低必要なので要注意です。
結局、バランスなのですね。




大切なスポンサー様です。どうぞよろしくお願いいたします。
ラベル:減塩
posted by かじら at 15:55| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする